【米陸軍】ビンテージ：第8軍パッチです。

1944年6月10日、ロバート・アイケルベルガー中将の指揮の元で創設されています。

第二次世界大戦中は、南西太平洋戦域にて水陸両用作戦に多く参加しています（最終的には60を超えました）。最初の作戦行動は1944年9月で、ニューギニアやニューブリテン、アドミラルティー諸島でフィリピン戦役に就いていた第6軍に変わって従軍します。

Operation Downfall（ダウンフォール作戦）に参加する予定でしたが、日本の降伏によって第二次世界大戦は終了、その後は、占領統治の第二段階であるOperation Coronet（コロネット作戦）のため関東平野を担当することになります。1945年8月30日に日本に上陸、1946年初頭から占領任務に従事します。
占領統治は円滑に進んだため部隊はどんどん規模を縮小し、即応部隊としての体質が緩んできます。そのため1948年にはウォルトン・ウォーカー中将に勅命が下り、部隊活性化のために訓練を開始しましたが、実を結ぶことはありませんでした。1950年6月、北朝鮮が南朝鮮（韓国）に侵攻を開始して朝鮮戦争が勃発したためでした。
北朝鮮の前進を止めるために、日本の駐留軍はできるだけ速く韓国に移動することが求められました。第8軍も例外ではありませんでした。休戦中の朝鮮戦争に対応するため、第8軍は今も韓国に駐屯し続けています。